円とドルの関係
初めて海外旅行に行ったのは1993年の冬。
場所はグアムだった。
日本から出たのは初めて。
当然のことながらドルを見たのも使ったのも
このグアム旅行が初めてだった。
その昔は
1ドル=360円という固定相場だったから
今考えるとものすごく円安だったわけだけれども
ドル変動相場制になったのは1973年のこと。
以降、為替レートというのは常に揺れ動いている状態になった。
日本人は普段円しか使わないので
円安、円高という言葉をきいてもあまりピンとしなくて
どっちがどっちだっけ?となりがち。
でも海外に行った時、
現地で食事や買物をすると途端に自分ごとになる。
アメリカで水が飲みたくなった時
現地価格が1ドルだったとしよう。
1ドル=100円だったならば
その現地の水が100円で買える、ということになる。
1ドル=200円だったならば
その水は200円だし
1ドル=50円だったならば
その水は100円で2本買える、ということになる。
この例をとってみれば
1ドル=50円の時、円の価値が高いので円高。
つまり、日本人がアメリカに行くと、沢山お買い物ができる、ということ。
逆に1ドル=200円の時、円の価値が安いので円安。
つまり、アメリカ人が日本に来ると、沢山お買い物ができる、ということ。
上の表でみると
2010〜2012年に海外に行ったらばとてもいい旅行ができ
1980〜1985年までは海外旅行は高値の花、ということになる。
実は海外旅行に行かずとも
為替の影響というものをひしひしと感じる機会もある。
私は一括年払いドル建ての保険に10年ほどかけていたのだけれども
為替の関係で毎年、支払う金額が変動。
最大で10万円の差が出た。
もし、ちゃんと私が為替を理解した上で
上記の保険にかけていたならば、一括年払いにはしなかっただろう。
ドルコスト平均法というものをちゃんと学んでいたならば。
そして、目の前のことだけでなく
世界に目を向けていたならば
もっと早くから外貨資産をつくる仕組みを採用していたはずだ。
何でもそうだが
何かを構築したり、育むには一朝一夕でできるものではなく
時間をかける必要がある。
若いうちから学んでおいたほうがいい
若いうちから行動にうつしたほうがいい。
それは若者のほうが
何にも代えがたい貴重な”時間”というものを
より多く持っているからだ。
「もっと早く知っておきたかった!」
セミナーをすると何度もこのセリフを耳にする。
私自身もそうだったから。
知ること、学ぶことは
人生を豊かにするために必要不可欠であり
色々なジャンルにおいて同じことがいえるが
もし、私が20代のころの私に会えていたならば間違いなくこう伝える。
「お金についてもしっかり学びなさいよ」と。
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