損するってわかってるけど・・・
コンコルド効果って知ってる?
【コンコルド効果】
「埋没費用効果 (sunk cost effect)」の別名であり、ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資がやめられない状態を指す。超音速旅客機コンコルドの商業的失敗を由来とする。by Wiki.
要は
これまでかけてきたお金や労力、時間を考えると
それが惜しくてずっと続けてしまう、という心理状態のこと。
”あんなにかけてきたのに、もったいない!”
すでに沢山費やしてきたからこそ捨てられない、という気持ちや
損した分、できるだけ回収しよう、元を取ろう!という気持ちで
ダラダラと惰性で継続させてしまうこと。
これは色々なシーンで見受けられることだが
お金、に関しても同様のことが言える。
私の場合でいえば
続けてきた積立貯蓄型の保険。
これは途中解約すると
支払った額よりも少ない解約返戻金となって戻ってくるケースが多い。
だから、満期になるまで積立続けるほうが得。
だって利息がついてくるもん。
こんな心理状態に陥りやすいが
そもそものところを見直してみると
満期の時に受け取れる金額が積み立てたお金よりも多いから、この商品を選んでいるわけで、目的はお金を増やすこと。
では目の前に
それよりもっと利率の良い選択肢が提供された時、
どんな選択をするのか。
目的が明確であれば、選択肢は自ずと決まってくる。
一時的に損失が出るけれども
将来的にシミュレーションした時にどちらが当初の目的をより叶えてくれるのか。
これがイメージできると
コンコルド効果の呪縛から逃れることができる。
日本には昔から損して得取れ、という言葉があるが
お金の世界にはそういうことが往々にしてある。
お金を働かせる、という意識を持った時に
どの場所で働かせたら、どんな結果をもたらしてくれるのか。
働かせ場所を選ぶのは
あなた自身の責任なのである。