Life Shift 倶楽部〜Money Ver.〜

〜お金とも仲良くなって豊かな人生を〜

群盲象を評す。

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数人の盲人が象の一部だけを触って
それが何か、を問われた。
 

ある者は足を触り
ある者は尾を触り
ある者は鼻を触り
ある者は耳を触り
ある者は腹を触り
ある者は牙を触った。

 

そしてそれぞれが感じたこと、判断したことを話し合うのだが
それぞれが自分が正しい、と主張する。

もちろん、それぞれが正しい。
しかしながら、一部を知ったからとて
すべてを知るには事足りない。


このことを

群盲象を評す(ぐんもうぞうをひょうす)と言う。

 

木を見て森を見ず、という日本の諺にもあるように
一部の情報ですべてを知った気になってはいけない。

 

人はどうしても
目の前の局面に気を取られがちだが
引きで観ることや
長いスパンで観ることも必要だ。

 

今、日本円が高いからといって
資産を円だけ持ってることがどれだけのリスクなのか。


ちなみに日本という国は
世界で一番外貨を保有している国である。


それに対して
自国通貨しか持っていない日本人がどのくらいいるのか。

 

実際、過去の私も
円安とか円高について考えたり影響を受けたのは
海外旅行に行った時くらいだったし
友人への付き合いでドル建ての保険積み立ててやってたから
1年一括払いの時くらいで日常は気にもとめていなかった。

 

加えて日本では外貨で支払う機会が0%だから
円の相場について関心がないのは環境的にいたしかたなかったと思う。

 
しかし、ちょっと引きで観た時に
このまま日本が、ひいては円の相場が現状を維持できるは思えなかった。

人口減、少子高齢化・・・という
客観的事実の前に日本のミライというものを嫌でも考えざるを得なかった。

  

だから対策を打たねばならなかった。
そして学び、行動した。
縁ある人にも学んだほうがいいよ!と常々伝えている。

 

なんとなく、お金について敬遠していた人たちも
2度目の緊急事態宣言が出された今、
さすがにのんびり構えてはいられないハズ。

 
今後、ますます資産形成や資産運用のニーズは高まり
お金について学び始める方も増えていくだろう。
 
 

その時に大切なのは
インターネットや本で情報を得て
分かった気にならないことである。

 

先日もある方にレクチャーし
資産形成のお手伝いをしている最中、

その方は自分でネットの記事を検索し
自分なりに解釈して持論を展開し、
結果、違う選択をした。



時折見かけるのだが
実際に学び、行動し、結果を出している人の話よりも
ネットで検索したり本で書いてあることが正解だ、と思う人がいる。

まさに群盲象を評す、である。



何かを学びたい、と思った時に
うまくいってるひと、または専門家の先生から学ぼうとするはずだ。


しかしながら
こと金融の世界・投資の世界においては
なんの実績もない人に意見を聞く、という不思議な現象が起こりがちである。

 

ここが変だよ、日本人。
それ、本当に大丈夫ですか?って聞きたくなる。

 

金融に関しては
諸外国の方からみた時に本当に不思議がられることが盛り沢山。

 

 

まずは金融に関する自分の常識を疑おう。
そして情報は常にアップデートすることをオススメする。