日本のミライ
この、見事なまでの右肩下がりのグラフ。
これは日本の現状である。
総務省の統計局が出した人口の推移グラフ。
同局が調べた結果
今の日本の総人口は1億2583.6万人(2020年7月確定)
そのうちの日本人の人口は1億2235.2万人である。
人口が1年間で50万人も減少したというニュースを聞いたのは昨年8月。
記憶に新しいが
あらためてグラフで可視化されるとびっくりするほどの減少率だ。
そしてもっと注目しなくてはならないのが
平均年齢。
グローバルノートによると
2020年の日本人の平均年齢は48.36歳
平均年齢が世界一高い!
日本がいかに長寿国なのかが伺い知れる数字の1つだ。
1970年、日本は高齢化社会だった。
1994年、高齢社会になり
2007年にはついに超高齢者社会に突入。
ちなみに高齢者とは65歳以上の人のことで
その人口割合が
7%以上で高齢化社会
14%以上が高齢社会
21%以上が超高齢社会
4年後の2025年には
いわゆる団塊の世代が75歳を迎える。
少子化の日本において平均年齢が
今後下がることは考えづらい。
働く世代の人口割合もどんどん減ってくる。
そうなってくると年金問題、医療問題、介護問題などなど
クリアしなければならない問題は山積みだ。
高齢者と定義されているのは65歳だが
年金を受け取ることができる年齢が
今後さらに上がっていくことになるかもしれない。
と、するならば
年金に頼ることなく老後の資金はしっかり形成しておく必要がある。
人生100年時代に突入しているならば
長生きすることを前提に資産形成をするべきだ。
老後2,000万円問題が取り沙汰されたのは2019年だったが
本当に2,000万円で足りるのか?
それは人それぞれで違うので
各人で計算したらいいと思うのだけれども
高齢夫婦無職世帯が必要な1ヶ月の生活費は27万928円。
(総務省 家計調査報告(家計収支編)2019年「高齢夫婦無職世帯の家計収支」より)
その27万円をどのように拠出するのか。
すでに不足分が出ているのに加え、
年金の額が目減りすることや
退職金の減少
インフレや円安の影響・・・等々を鑑みると
いずれにしても現役時代に備える必要があるのは明らかだ。
だがしかし!
備えるだけでは心もとない。
貯蓄を切り崩して生活するということは
その資金が底を尽きた時に生活ができなくなる、ということでもある。
この不安からどのようにのがれるのか。
今流行のFIREとは
そのことについても対応できている状態を指す。
その状態をいかにつくるのか。
これは日本に住む私達にとって、マストな案件だ。